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ぎっくり腰痛・内臓疾患との原因とは

腰痛

今回は古くから腰痛の代表例として、誰もが思い浮かぶぎっくり腰についてご案内します。

思わぬとき、ちょっとした動きで腰にギクッと強い痛みが走るぎっくり腰。

慢性的腰痛とは異なるぎっくり腰は、非常に強い痛みですが、瞬間的あるいは一日程度の短期間のものです。

その症状や原因に関してご説明しましょう。

ぎっくり腰は急性腰痛症とも呼ばれています。

何かをきっかけに腰部に瞬間的な激痛が走り、そのまま腰痛になることが多いのです。

患者さんの多くは「電気がピット走るような痛み」と表現します。

たとえば、子供を抱き上げたとき腰の違和感があり、就寝後、動かせないほどの腰痛が起こったというケースもあります。

慢性腰痛とは違ってぎっくり腰は瞬間的、あるいは1日位の短期の間で激しい腰痛に見舞われるのが特色です。

通勤や通学ができないほどの腰痛ですが、いくら激痛であったとしても腰の痛みでは休みづらいといった、人に言えない悩みを抱えてしまうようです。

 

ぎっくり腰の原因

重たいものを持ったとき、あるいは身体を急にひねったときなどに起こるぎっくり腰ですが、病名やケガの名前ではありません。

ぎっくり腰で腰痛を起こす原因は次のようなものがあります。

  • 1:重い荷物を持ち上げた
  • 2:洗顔で前傾姿勢をとった
  • 3:くしゃみをしたとき
  • 4:筋肉の疲労
  • 5:体重オーバー
  • 6:姿勢の不良

このような日常的な動作や生活習慣でぎっくり腰を発症するとき、多くの場合は腰部を助ける機能低下が原因。

いずれかの刺激が原因で腰部を支える椎間板、椎間関節、筋肉などを痛め腰痛を起こしてしまいます。

腰部を支える機能を損なう原因としては、次のものが考えられます。

 

 

生活習慣が原因

同じ姿勢でいる時間を長くとる生活習慣、たとえば立ち仕事、座り仕事、作業台での細かい作業などで、負担のかかる部位や疲労する筋肉に歪みを招きます。

適度な運動をする習慣がない場合、筋肉内の血流が滞りやすくなり、腰部を支持する筋肉の機能が低下する危険が高まります。

 

スポーツが原因

ぎっくり腰が原因の腰痛と筋肉量やたくましさとは関係ありません。

筋肉量が多いので、腰部も丈夫ということはないのです。

筋疲労が残ったり、筋肉の働きやバランスが悪ければ、逆に腰への負担が大きく、ぎっくり腰から腰痛になることがあるのです。

ぎっくり腰が原因の腰痛を起こさないように、運動の前後にはストレッチや体操など、ケアを十分にすることが大切です。

 

精神的ストレスが原因

プレッシャーの強いスポーツの試合中や、困難な仕事で頭を悩ませて取り組むとき、精神的な負荷が大きいと、筋肉の緊張から血流が滞り、腰を支える筋肉の機能低下を起こします。

腰痛改善には心のリラックスに気を配ることも大切なのです。

 

内臓疾患など病気が原因

ぎっくり腰の原因が他のさまざまな病気の場合もあります。

  • 1:椎体骨折、転移性骨腫瘍など脊椎からの痛み
  • 2:腎盂腎炎や急性膵炎など内臓疾患からの痛み
  • 3:心因性の腰の痛み

内臓疾患の疑いがある場合、早めに医者さんに相談するか、内科、整形外科を受診することです。

そのまま放置するとぎっくり腰の原因となる病気が隠れている可能性があります。

 

ぎっくり腰と間違われやすい内臓疾患

腎臓や尿管にたまる結石は激しい腰痛の原因になります。

内臓疾患の中では、結石が原因でとくにぎっくり腰と間違われやすいのは突発的な激痛を伴うからです。

どんな姿勢をとっても痛みが治まらず、救急車を呼ぶケースもある尿管結石とはどんな内臓疾患でしょう。

尿管結石とは、尿管にカルシウムなどが沈着して固まった石のことです。

尿管は腎臓と膀胱をつなぐやわらかい管で、ここを結石が摩擦するとき激しい痛みが生じます。

腎臓で固まった石は腎臓結石と呼ばれ、尿管結石同様、腰の痛みの原因となる内臓疾患のひとつです。

尿管結石や腎臓結石からの腰痛とぎっくり腰との違いを識別する方法があります。

結石による内臓疾患は、尿管と石の摩擦で生じる痛みなので、腰をとんとんと叩くと、石と尿管がこすれて痛みが強くなります。

ところが、ぎっくり腰は腰を叩いても、内臓疾患の場合ほど、激痛は走らないのです。

また、安静にしていても痛みが楽にならなければぎっくり腰ではなく尿管結石などの可能性が高いといえます。

 

危険な痛みと、内臓疾患による腰痛

ぎっくり腰が原因の痛みは急性腰痛症と呼ばれるように、突発的な腰痛ですが、内臓からの腰の痛みは慢性的なものです。

ぎっくり腰などの腰痛は、整形外科などへの受診で適切な治療を始められますが、内科的原因では、脳外科や内科で診療を受けなければなりません。

慢性的な腰痛の場合、内臓疾患が原因の可能性があります。

たかが腰痛と侮っていると大変な目に合うこともありえます。

内臓が原因では、姿勢や動作にかかわらず常にしくしくと痛んだり、腰痛で寝付けないとか眠りについても痛みで目が覚めることも多いものです。

運動性腰痛が腰への負担がかからない姿勢で痛みを和らげるのに対して、内臓からの場合は、姿勢と無関係に腰痛が続きます。

内臓疾患が腰の痛みの原因になるのはどうしてでしょうか。

一見無関係に見えるようですが、身体の中心部である胴体と腹部の内部には、内臓がびっしりと詰め込まれています。

そのため、胴体の大きさにあわせて内臓の大きさが決められています。

内臓のサイズが、内臓疾患などによって肥大すると内部から腹部や腰を圧迫します。

肥大した臓器による圧力が痛みと感知し、腰痛の原因となっているのです。

腰痛を伴う内臓疾患としては次のような病気があります。

  • 胃腸に関係する内臓疾患:十二指腸潰瘍、胃潰瘍、慢性胃炎
  • 胆のうに関係する内臓疾患:胆のう炎、胆石症、胆道結石
  • 膵臓に関係する内臓疾患:慢性膵炎
  • 腎臓に関係する内臓疾患:腎盂腎炎、腎ガン
  • 尿路、膀胱に関係する内臓疾患:尿管ガン、膀胱ガン、尿路結石
  • 子宮に関係する内臓疾患:子宮ガン、子宮筋腫
  • 卵巣に関係する内臓疾患:卵巣嚢腫、卵巣縁
  • その他の内臓疾患:腹部大動脈瘤、帯状疱疹

胃腸が原因の腰の痛みなんて意外なようですが、腰痛と胃には深い関係があります。

腰が悪化して胃が痛くなる場合もありますし、胃が悪くて腰痛になる恐れもあります。

腰痛が原因で内臓疾患につながる場合があれば、内臓疾患から腰の痛みに変化するケースもあるということです。

内部が原因で、それらを支えている腹部の筋肉も衰え、元々筋肉が補助していた腹圧の弱体化が腰への負担となってしまうのです。

腰の部分の筋肉が圧迫され血流が悪くなると、腰の痛みも内臓疾患も一緒に発症してしまうというわけです。

 

婦人科系の内臓疾患が原因の腰痛

生理期間中の腰痛や、腰を中心に感じる鈍痛は女性一般にみられる症状です。

一方、婦人科系の内臓疾患で注意を要するのは、子宮がんや子宮内膜症の疑いです。

 

腎臓や膵臓の内臓疾患が原因の腰痛

腎機能障害などの腎臓疾患は、腰痛の原因となりやすい内臓疾患です。

腰痛を感じる神経と腎臓に痛みを感じる神経が同じ経路を通っているため、脳が痛覚を取り違えてしまうからです。

肥大した腎臓が姿勢によっては腰を圧迫する性質があるので、腰の痛みの原因となるのです。

腰痛ではなく背中に痛みが起こるケースは、膀胱、腎臓、胃腸などの疾患が推測できます。

内臓疾患が理由の腰痛のケースでは、腰の上部が痛くなります。

腎臓や膵臓に疾患がある場合、背中をたたくと背中からお腹にかけて強い痛みが現れるのが特色です。

腎臓結石などはぎっくり腰のような腰の痛みを感じることもあります。

 

大腸の内臓疾患が原因の腰痛

大腸に便が詰まると便秘になりますが、腸閉塞や大腸がん、腸ヘルニアなどの原因になるともいわれます。

便秘で大腸内に便が塞ぎ止められると、大腸が肥大します。

大腸が腰を圧迫して腰痛を起こすケースも見られるのです。

 

しつこい腰痛は内臓疾患を疑ってみる

がんこな腰痛が継続するときや発熱したとき、腹部など腰以外の痛みが出れば内臓疾患の可能性を考慮するべきです。

内臓疾患による腰痛の場合、どんどん症状が強くなる可能性があります。

中でも原因になりやすい内臓疾患は腎臓や膵臓の疾患です。

放置しておけば生命にかかわる事態の可能性もある病気です。

まず、整形外科医で受診して、腰痛以外の原因があるかどうか調べることが先決です。