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今一番熱い・膝痛の症状と原因
ひざ痛
膝の痛みの症状や膝の違和感は、歩くときに必然的に痛みを伴うものから、しゃがむ、正座など限定的な姿勢をとったときだけ感じるものまでいろいろあります。
痛みや不快感のある箇所も個々によりさまざま。
原因もさまざまでしょう。
今回は、分かり易い痛み不快感を主張する方の、悪い所を公開します。
正座をするどころか、曲げただけ、体の重みを預けることもできないほどの膝の痛みに遭遇する人も多いようです。
正座まで曲げられない場合や、短時間の正座なら我慢できる事例など、「正座での疼痛」と思っても痛みの度合いには違いがあります。
立ち上がるときの膝痛
しゃがんでいた姿勢から立ち上がるとき、あるいは椅子から立ち上がるとき、起床のとき寝床から立ち上がろうとしたときなどに、感じる膝の痛み。
立ち上がる動作中に痛みを感じると、体のバランスを崩しやすいので危険です。
手すりなどにつかまって痛みに耐えながらようやく立ち上がれるという人もいます。
歩くときの膝痛
暮らしに不可欠の歩行という動作で痛みが出る場合、程度によっては精神的なダメージも大きいようです。
痛みがひどいと足を引き摺るなど、歩き方に無理が生じてしまい、歩き方の変化で膝痛のなかった側や股関節などの別の部位にさらに違和感が生まれ、新たな原因を作ることもあります。
走るときの膝痛
普通に歩くときは平気なのに、速さや強度に関係なく走る動作だけが原因で膝の痛みを感じる場合があります。
また、速さには無関係でも坂道で走ると、その傾斜で膝の痛みが出るという人もいます。
走る速度が制限されると、気持ちが急いていても思いどおりに進めません。
イライラが高じて日常生活の不満にもなりかねません。
階段での膝痛
階段の上り下りで膝痛が起こるケース。
階段の上りのみか、あるいは下りのみかなど、どちらかに限定して起こるケースがあります。
階段の上り下りは膝への負荷が原因となって、膝関節の支えが不安定になり膝の痛みが生じやすくなります。
低い階段を使えば負荷が少ないため、膝痛が出ない人もいます。
ガクンとなるような不安定さを感じる
後ろを振り返ろうとしたときや急に方向転換しようとしたとき、膝の不安定を原因に「ガクン」と感じることがあります。
膝関節を支えるための膝周辺の筋肉がきちんと役に立っていないケースで安定性が感じられず、膝痛への不安感・恐怖心を起こす場合もあります。
動かさなくても起こる膝痛
関節・筋肉への負荷が増す時の軽減は、体を休息させ膝を動かさないでいると、痛みが和らいでいきます。
一方、安静にしていても感じる膝の痛みは、患部が炎症をおこしている危険性もあります。
慢性関節リウマチや痛風といった病気との関連もあり得ますから、リウマチ科で検査を受ける必要があると言えそうです。
痛風に関しては、内科医師に相談した後、専門科に紹介される場合もあります。
真っすぐにすることが難しい
膝関節周辺に異常があると、曲げ伸ばしできる範囲が狭くなることもあります。
仰向けになって寝た状態や、膝を伸ばし長座したときに、真っ直ぐに伸ばせずに、床から少し浮いてしまうこともあります。
床から浮く程度に左右の差が見られても、自分では気付かないことも多いようです。
腫れて水が溜まる
膝周辺が腫れぼったく重くだるいような感覚があって、パンパンに腫れ歩行困難になってしまうことがあります。
また、膝の裏側、あるいはふくらはぎに違和感を生じることもあります。
腫れた部位に触ると熱く感じたり、なかなか腫れが引かない状態になるかもしれません。
膝痛と膝の違和感の原因
膝痛や膝の違和感の原因はいろいろ。
長い間、大腿やふくらはぎの筋肉を酷使してきた人、とくにケアをせずに膝を酷使してきた人は、膝関節の構造に問題が生じる場合があります。
普段の不自然な「姿勢」が原因で、意識することなく膝へ負担がいく可能性もあります。
片足に重心をかけたまま立ち話をしたり、何げない姿勢の癖が原因で、恒常的に重心のかかる部分が集中し、膝に過剰な付加をかけてしまうのです。
長期間、負荷が続くことで軟骨の磨耗が著しく結局、痛みの発生につながる人もいるのです。
疾病や日常生活において隠された膝痛、不快感は下記の通りになります。
変形性膝関節症が原因の膝痛
変形性膝関節症による膝痛は、膝に対する衝撃を吸収するクッション材の関節軟骨がすり減って傷んでしまったことが原因。
日常生活でも膝痛を気にするようになる疾患です。
慢性関節リウマチなどの原因を除くと、膝痛の要因として評価をうける傾向があります。
代謝異常を起こす軟骨など体質で起こし易い可能性もあります。
40代以降の中高年女性に目立ちますが、膝に負荷をかけてきた人やアスリートにも見られ、年齢に関係なく起こる可能性もあるのです。
太もも部分の大腿骨と、下腿の脛骨を繋ぐ膝の関節は、膝への衝撃を吸収しています。
その機能の悪化が原因で、関節が変形したり、膝を支える筋肉の働きが更に減退していく可能性が考えられます。
スポーツによる膝の酷使が原因の膝痛
膝痛を予防するには、下半身の筋力強化が大切ですが、注意を要することがあります。
スポーツによって動かす筋肉も発達しますが、筋肉疲労が原因で、膝への負荷が増加し、膝痛のリスクを高めます。
特定の競技では、同じ筋肉が反復した酷使が原因で、膝への負荷が増大することもあります。
練習頻度が多すぎるとか、トレーニング時間が長すぎることが原因で疲労回復の時間が足りないケースもあります。
疲労が解消されないまま運動を続けると、靭帯や支える筋肉への負担が増大し、軟骨の磨耗を早めてしまいます。
ジョギング、自転車、山登りなどイベント的運動が原因の膝痛
趣味で長年ジョギングを続けていて、膝痛を感じると長期間のジョギングが原因で、膝に負担が生じたのかと想像するかもしれません。
実際は期間に関係なく、負担のかかる原因や条件が揃えば、短期間でも膝痛の症状が表れることもあります。
たとえば、ジョギングを始めたばかりの人や、久しぶりに登山をしたという人は、運動回数が少なく、短時間でも膝に不具合が生じることもあります。
通常、さほど活用されない筋肉が通常以上に働くことで、筋疲労を起こします。
お尻の筋肉を含め腰から下の筋肉が緊張をする原因で、膝を支える複数の筋肉のバランスが崩れて膝痛を起こすこともあります。
O脚・X脚が原因の膝痛
骨盤や股関節周囲の筋肉疲労が原因で、後天的に脚への変形をもたらすケースがあります。
O脚の場合は膝の内側へ、X脚の場合は膝の外側へ負担が強いられ易くなり、膝痛の原因となるのです。
先述の変形性膝関節症を患うと膝関節の変形が進行し、O脚・X脚が顕著になってくるのです。
ひどい場合は、膝が伸ばしにくくなるなどの支障も出てきます。
関節軟骨のすり減り具合が進行すれば、骨と骨の間はさらに狭くなっていきます。
合わない靴が原因の膝痛
ハイヒールやサイズの合わない靴を無理に履いていると、足趾の関節に負担が掛かり、外反母趾、内反小趾、土踏まずの筋肉低下で偏平足に進行する可能性があります。
靴底のすり減り方が、左右で差の出た場合、足元が不安定になったことが原因で膝に悪影響をあたえることもあります。
靴サイズが合わず足趾が靴に当たり痛む状態や、靴底のクッションが無く、痛みが生じる場合、足の痛みをかばいながら無理すると歩行時の体重分散にも悪影響が出ます。
体重のかかる部位の変化が原因で、下肢の筋肉が疲れ、膝への負担が増大する可能性もあります。
足元が不安定な場所を歩き続けたことが原因の膝痛
砂利道や泥道など足元が不安定な状態の場所を歩いていると、足を滑らせて転倒しそうになることがあります。
膝の関節をひねったことが原因で、膝を痛めてしまうことがあります。
トレーニングメニューや競技中、横に動くとか急に立ち止まるなど変則的な動きが原因で、捻りの負荷がかかり痛める可能性があります。
また、無理なあぐら座りや横座りなどが原因で膝痛になることもあります。
肥満・体重増加が原因の膝痛
太り過ぎや急な体重の増加が原因で、膝痛を引起すリスクが高くなることがあります。
歩くだけでも、全体重の約3倍の重みが膝にかかります。
たとえば10キログラム体重が増えれば、膝への荷重は約30キログラム増加することになってしまいます。
肥満による運動不足が原因で、膝を支える筋力も衰え、膝に対しても悪循環となるのです。
大腿筋の衰えが原因の膝痛
曲げ伸ばしを無理なくおこない、膝への負荷を和らげるために、太ももの前面には大腿四頭筋・後面には大腿二頭筋があり、正常な働きを担っています。
運動不足による筋力低下や、疲労などの影響で太ももの筋肉の働きが弱ると、ベストな状態を維持できません。
このような日常生活習慣が原因で大腿筋が衰え膝痛になることも多いのです。
また、病気や怪我が原因で寝たきりの状態が続いた後も膝を支える大腿筋の筋力が低下することがあります。
過去の怪我が原因の膝痛
過去に負った交通事故やスポーツによる怪我が原因で膝痛が続くか、再発するケースもあります。
膝の靭帯損傷とか、膝付近の骨折で関節軟骨を損傷した場合は、その後の変形性膝関節症や、膝の異常を誘発することもあるのです。
怪我自体は完治していても、関節軟骨の修復が不十分で本来の機能まで改善しないこともあり得ます。
これらが原因で膝の関節が不調になることもあるのです。