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女性の片頭痛の原因【メカニズム】はこんなところに

頭痛

片頭痛という名のとおり、頭の片側あるいは部分的な痛みが発作的に起こるものです。

日常手生活が困難になるほどのガンガン、ズキズキといった脈打つような痛みを伴います。

吐気や嘔吐が伴うこともあり、ひとたび頭痛が起これば、日常生活や仕事にならないこともしばしば。

頭痛といえば、よくある軽い症状と考えられがちで、経験者でなければ深刻な辛さも周囲には理解しようのない病気とも言えます。

全国調査で判明した、片頭痛に悩む日本人は人口の約8%です。

10代から20代で発病することが多く、女性や若年者に多い頭痛といえます。

痛みが持続する時間は通常4~5時間程度。

長いケースでは3日程度続くこともあります。

音や光、匂いに敏感になって起こる頭痛が多いため、そのような原因であれば静かな暗い場所で安静にしていると楽になる人が多いようです。

頭痛が発生するサインの中にはギザギザした光線が見受けられることもあり、このような前兆を「せんきあんてん」と呼びます。

 

女性に多い片頭痛の原因

誰でも経験する頭痛ですが、なんと4対1の比率で女性が圧倒的にかかりやすい病気です。

なぜ、男性ではなく女の方に多いのか。

女性という性別が原因で、しかも10~40代の方がとくにかかりやすい女の方特有の月経と関係しているからです。

実際、頭の痛みで苦しむ方の半数が、片頭痛と月経が関連して起こると自覚しているようです。

生理中に痛みを感じる症状は、腹痛のほかに頭痛があげられます。

頭痛を生理痛の延長と判断する女性の方が大半ですが、頭痛が起こる要因をたどれば女性特有の生理と片頭痛のメカニズムが理解できます。

片頭痛が生理を要因としていることを証明できる例として、初潮を迎える12歳ころから増え始め、14歳ころには頭痛症状の悪化がピークとなることがあげられます。

さらに片頭痛の要因を医学的に説明するなら、女性ホルモンの一つ、エストロゲンの分泌と関係があげられます。

月経が定期的に訪れますが、生理が始まる1~2日前、あるいは生理が始まって2~3日目が片頭痛の起こりやすい時期です。

妊娠し易い状況に調整するエストロゲンは、月経の終わる頃から排卵直前まで多く分泌されます。

妊娠に欠かせないエストロゲンは、卵巣で大きくなった卵の排卵を促進し、妊娠の準備のため子宮の内膜を成長させていきます。

そして妊娠しない場合、エストロゲンの分泌が減少され、不要になった子宮内膜が外に排出されるのです。

そのとき、エストロゲンと同時にセロトニンの分泌が減ったことが、生理の際に片頭痛が起こるのです。

つまり女の方に片頭痛が数多くいらっしゃる一つは、女性のホルモンの急激な変動が大きく作用しているというわけです。

 

女性の活躍と片頭痛

18歳ころ、高校を卒業する時期には、片頭痛はひと段落します。

しかし、社会人になるころにはまたも悪化します。

男性以上に職場で頑張る女性が当たり前の時代です。

生理が原因の片頭痛程度では休めず、不規則な生活リズム、ストレスからの片頭痛も加わっても、仕事は休めません。

その結果、働く女性は鎮痛剤を多用するようになります。

このことから薬物乱用による片頭痛が激増しているようです。

 

妊娠、出産と片頭痛

厳しい環境で働く女性には、片頭痛が多くありますが、結婚後20代後半から40代前半の時期になっても共働きになればさらに頭痛の原因は増えます。

会社の仕事だけでなく、家事まで増えれば頭の痛みはさらに増えることになるからです。

しかし、結婚後の女性にとって頭の痛みが緩和される時期もあります。

女性は妊娠すると片頭痛の頻度が減少し、まったくなくなる人もいるほどです。

妊娠中、頭の痛みが緩和されるのは、女性ホルモンの分泌が一時的に安定するためです。

妊娠が片頭痛の発症を減らすことになるのです。

女性ホルモン分泌の安定で減少した痛みも、出産後はひと月以内に半分以上の女性が再び発症します。

これだけでも、片頭痛は女性ホルモンが原因となるメカニズムがよくわかります。

 

授乳期の片頭痛

出産後、ホルモンを作っていた胎盤が失われますが、それが原因で体内のホルモン環境が激変します。

女性ホルモンとは別に乳児を育てるストレスや疲れ、睡眠不足なども原因となって頭痛を起こすこともあります。

さらに授乳期の女性の片頭痛を悪化させる原因は、2~3時間間隔の授乳です。

まとまった睡眠がとれないことが原因で、睡眠リズムが崩れてしまい、さらに頭痛を悪化させます。

女性の場合、授乳中の片頭痛治療は頭痛の外来でも問題になる点です。

乳汁への移行があるので、トリプタン製剤を使えないからです。

イミグランという薬は、投与後12時間、授乳不可となっています。

片頭痛のために処方した薬が原因で、乳児に悪影響が出ては困るので、授乳時の薬は避けるよう注意したほうがいいでしょう。

 

女性の更年期と片頭痛

更年期は女性ホルモンのバランスが大きく変動する時期です。

それが原因でしばらくおさまっていた片頭痛も再燃しやすくなります。

更年期のある女性の約70%が頭痛に苦悶しているといわれています。

女性の更年期障害における片頭痛の重要な原因は、女性のホルモンの低下により、ホルモンバランスだけでなく、自律神経が乱れて、脳内に届けられる血液の量が不安定になるからです。

多汗やほてりなど女性特有の更年期症状に対し女性ホルモン補充療法を受けていると片頭痛が起こりにくくなるケースもあります。

ところが、女性ホルモン補充療法は片頭痛にとっては個人差の大きい治療のようで、この治療が原因で悪化するケースも報告されています。

 

片頭痛では済まされない怖い病気

女性と男性にかかわらず単なる片頭痛であれば、我慢していれば改善することもあるかもしれませんが、頭痛を引き起こす原因がさらに恐ろしい病気の場合もあります。

同じような症状の頭痛でも、命にかかわる危険なものもあるのです。

原因が特定できない頭痛の場合、早急に医療機関で受診することをお勧めします。

とくに要注意なのは、前触れのない突然の頭痛。

これまでとは違った感じの頭痛、あるいは発熱や手足の不自由、言葉が出ないなどの症状を伴う頭痛には要注意です。

 

■くも膜下出血が原因の頭痛 80%以上が脳動脈瘤という血管のこぶの破裂が原因で引き起こされる病気です。

バットで殴られたような激しい痛みを伴う生死にかかわる頭痛の代表です。

■脳腫瘍が原因の頭痛脳にできた腫瘍が頭痛を起こす原因になることもあります。

脳のなかの圧力が高くなることが原因で頭痛が起きます。

特徴は朝方に痛みを感じやすいことといわれていますが、本当は時間帯に関係なく頭痛を伴うことがあります。

■脳出血が原因の頭痛血管の動脈硬化が進んだことが原因で起こる病気。

頭痛は瞬間的に発生し、意識障害や手足の麻痺を伴うこともあります。

■髄膜炎が原因の頭痛頭痛にともなって同時に発熱も生じます。

後頭部が張りだしてしまい、首が曲げられなくなることもあります。

■緊張型頭痛が原因の頭痛首こり、肩こりより発症してしまう頭痛で、「重苦しい痛み」とか「締め付けられる痛み」と表現されます。

デスクワークやPC作業が増えたことで起こる頭痛で、現代社会が生んだ頭痛といえます。

 

■副鼻腔炎が原因の頭痛鼻詰まりの進行が原因で起こる頭痛で、額や目の周りが痛むのが特徴です。

改善するには抗生物質の内服があります。

■後頭神経痛が原因の頭痛持続的に痛いのではなく、突然の瞬間的な痛みが特徴で、髪の毛に触るだけで痛いと感じます。

間を空けて痛みが再発することもあります。

1週間もすれば改善するのが一般的ですが、ヘルペスウイルスが原因の帯状疱疹の可能性があります。

 

以上、頭痛を軽く見ないで、慢性的な頭痛で不安を感じたら、すぐに病院で受診することをお勧めします。

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