気功整体ナビ
気功の後の気を収める収功の重要性
気功について気功法
前回でお話しした收功を詳しく説明します。
気功をする上で、気功の状況から普段の状態にもどると同時に、気功の効果を体に浸透させる方法です。
気功の状況では程度に差はあっても、体の活動状態がさがり新陳代謝もダウンしています。
いつもの日常生活にもどるには、体をいつもの状態に回復させておかなければなりません。
その手法が收功なのです。
さらに、気功で受け取られた気の成果を浸透しておく手法が收功でもあります。
手法はさまざまあります。
一般論という意味では、体の一部分に入り込みすぎた気を拡散させます。
それに対し、気が集中した方が理想的なところに気が溜まるようにさせます。
また、新陳代謝を早く元通りになるように働きかけるのも狙いです。
動きとしては、
周囲の気を引き寄せる動き
気を集合させたい体の部分に気を移行する動き
好ましい部分に気を定着させる動き
体を活発化させて意識をいつもの状況にもどす動き
などがあります。
收功に使う動きは、”静功ではこの手法”、”動功ではあの手法”というふうに、若干数にルール化しておいて、同じ動きの手法を使うのがいいのです。
パターン化した收功の動きを行うように心掛ければ、条件反射が作用して早く普段の状況にもどることが可能でしょう。
しかしながら收功の動きをやらない手法もあります。
そういった時には、新たな形で特化した動きをやらないうちに、体がいつもの状況にもどる働きが体に浸透していくというわけです。
だからと言って、深々と入静してしまう静功のケースでは、確実に通常の状況にもどるために、收功を行っておくべきでしょう。
ヨガでは、死体のからだの状態と称されて、仰向けに横たわって体をまったく弛緩させる手法があります。
この方法であっても、違った体位、瞑想、体操の後で短い期間(約60秒間)行うケースは、気功に当てはめて言うと収功と同等な意味合いがあるわけです。
まとめ
気功で受け取れた効果効能を浸透しておく手法が收功です。
一般論という意味では、体の一つの場所に集中すぎた気を拡散します。
しかしながら、気が集結した方が理想的なところに気が集中する感じにすることもあります。