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気功で使う独鈷などの密教法具とは?
気功について気功法
独鈷杵(とっこしょ)
三鈷杵(さんこしょ)
五鈷杵(ごこしょ)
宝珠杵(ほうじゅしょ)
と言われる密教の法具があります。
これらは難しい漢字ですが、密教で用いる仏具の一部と考えれば大体間違っていません。
本来は古代インドから伝わる武器であり、密教では”煩脳”を払う法具として使われています。
煩悩とは、仏教で心とからだを悩ませ、苦しめ、煩わせ、不潔にする精神的な行為という意味です。
仏教では、煩悩が人々の苦が起こる原因といわれています。
語源はサンスクリット語のクレーシャで、悩ませる、不潔にするという見方から、不潔な精神、悩み苦しむ精神という意味です。
貪・瞋・痴を三種、三毒といい、さらに慢・疑・悪見を足して六種を根本煩悩とされています。
それに加えて、三毒に慢疑を付け足した五悪心の役目もあるのです。
三毒それは、貪欲、瞋恚、愚痴の三つで、人々の諸悪の根本要因だとされています。
その中でも愚痴は、何事かの理由を知らない事により、根源的な不安材料であると考えられています。
また行者が身を守る意味でもこれらの道具を使ったと言われています。
先端部分が一つのものは独鈷、三つあった物は三鈷、五つまで増えると五鈷、これらに宝珠をつけた法具もあります。
これらは気功に必ずしも必要と言う訳ではありませんが、やはり道具には道具として存在している意味があるのです。
最終的には道具に頼らない気功を目指しますが、最初の内は自転車の補助輪のように手元にあれば気功に活用すれと考えれば良いでしょう。
例えば、体調が悪い時の場では、身体の小周天が滞っています。
小周天の流れをスムーズにするのに、小周天の気功法を使えればベストですが、密教の法具やパワーストーンなどエネルギーグッズの助けを借りるのも良いでしょう。
小周天を回す時は、三鈷や独鈷といった法具を利用してみましょう。
小周天の気功法を行う場合に、組んだてのひらに入れて、法具のとがった部分が小周手ラインに乗るように動かしましょう。
ちなみに法具もそれぞれ気功に使える効果が違います。
肉体やエーテル体次元に効くのが独鈷杵。
あなたの肉体の気は独鈷杵を使って出しましょう。
アストラル体と呼ばれる感情レベルにシンクロがしやすいのは三鈷杵で、メンタル体と呼ばれる魂の近くにシンクロしやすいと考えるのは五鈷杵です。